2015年は指輪タイプのガジェットが色々と登場しそうなので、発売済みを含めてスマートリングと呼ばれているガジェットをまとめてみたいと思います。
並べてみると、デザインも色々、機能も色々、いっぱいありますね。
まず、指輪タイプでもジェスチャーなどのコントローラとしての機能と、簡易的な情報端末としての機能、NFCなどの
キー情報を保有してアクセスキーとなるタイプの3方向にベクトルが分かれているように思われます。
※リリース日は実際の商品発売日を指します。
情報表示・連動系の端末に関しては、指輪である必要があまりなく、この路線は最近発売されたApple Watchやバングルなど
選択肢の一つという位置付けになるかと思います。
NFCに代表される情報キーの代替となるようなタイプも既存のものを指輪のカタチにしてみたという点では新しい技術とは
言いがたい面もあります。
やはりジェスチャなどの制御を行うタイプがこれまで実現が難しかった部分でもあり、注目されるところではないでしょうか。
ウェアラブルデバイス全体で考えていくと、情報端末のあり方に一つの方向性が見えてくるように思えます。
一昔前だと自宅にはPC、外出先は携帯とノートPCでしたが、今は外出先ではスマホあるいはタブレットがあれば十分な
ところまで近づいてきています。
そして、ここにきてウェアラブルデバイスです。
基本的にスマホやタブレットは鞄やポケットに入れたまま、着信やメール確認などGoogleGlassのような
グラス系デバイス+ハンドセットで対応、切り替えなどの操作は指輪タイプのジェスチャーデバイスで
コントロールといった利用シーンが日常的になってくるかも知れません。
マーケティングのイノベーター理論に合わせると、2015年から2016年にかけてちょうどイノベーターから
アーリーアダプターの転換期になるのではと予想しています。
とすると、デバイスが続々と登場している中でキャズムを超えられるのかを考えると、どれだけの利用シーンが
ひとつのデバイス、またはデバイスの組み合わせから想像できるかがひとつの鍵になってくるように思えます。
これはモノのインターネット「IoT」というキーワードからも、流れとして読み取る事が出来ると思います。
弊社にはハードウェアのデバイスを開発するだけの能力はありませんが、ソフトウェア面でサポートする事は出来ます。
これからの動きに注目しながら、面白いものを作っていけたらと思うとワクワクしてきますね。